2019年の振り返り
1–3月
仕事がそこそこ忙しかった。新しいサービスのローンチをGW前に控えていたため、そこそこにタイトなスケジュールで仕事のコード書いてた。
TypeScriptがESLint推していく宣言していたのもあって、ESLintに乗り換えていこうかなと思い始めたのはこの時期。 まずは会社用にルール追加していこうと思ったんだけど、折角ならルールの作り方をチュートリアル形式にして皆で勉強できるようしよう!って思ってチュートリアル用の教材を休暇中に作ったりしていた。割と好評だった。
本業とは別に、某社でフロントエンド周りの技術顧問を開始したのもこの時期。 正直なところ「技術顧問」という言い方はあまり好きじゃなくて、実態としても特定の1プロジェクトの悩み相談、みたいなポジションだったし。
本業の方と同じく、React SSRな案件だったけど、こちらはRESTではなくてGraphQL。 よくよく考えてみると、GraphQLは追い始めてかれこれ3年くらいになるけど、仕事で扱うのはこれが初めてだったり。
4–6月
Inside FrontendにCFPが通ったので登壇。ネタはFOLIOのBFFのために作り込んだデバッグ用のツールについて。
当日はほとんど登壇者用の控室にこもって、登壇者同士で喋っていたせいで、殆ど他のセッション聴けなかった記憶。
今年もng-japanにはスタッフとして参加。今年は自分では喋ることはなく、スタッフに徹していた。 タイムテーブル考えたりとかその辺をやってた記憶。
この時期に立ち上がったTypeScript Meetupの第1回目に登壇。 折角なので、誰の得にもならないことは承知の上で、tsserverの実装の話を延々と話していた。
この資料、fusumaで組んだWebスライドなのだけど、Language Serviceの挙動を説明するためにAceを使ってLanguage Serviceをwebpackでバンドルしたエディタをiframeでぶちこんでみた。React hooks + rxjsで組んでみたのだけど、割と楽しかった。
あと、tsserver内部ではDocumentがRopeで実装されている、とかincrementalなAST parsingをどうやってるのか、とかコードリーディングで確かめたのだけど、これも楽しかった。やっぱり「よくできた複雑なもの」を読み明かすのは好きだ。
7–9月
個人でやってるTypeScriptのレポジトリでもESLintを使いたくなってきたので、Language Service Plugin化して、ESLintのエラー出力やfixをtsserver上で行えるようにしてみた。
reg-suitのコア部分であるreg-cliのUIが大幅にアップデート。 といっても僕がやったわけではなくて、@wadackelが頑張ってくれた。
僕個人としては、このアップデートの中で取り組んだ仮想スクロールが面白かった。ハッシュ使ったアンカージャンプとか出てくるんだけど、こういうのを力技でねじ伏せていくのは好きです。
10–12月
Frontend Conference Fukuokaにてreg関連の話をしてきた。
これに合わせて、というわけでもないけど、上述のreg-cliのアップデートに追加して、reg-viz全体のリブランディングの実装をしたり、zisuiとSCSを統合してstorycapというCLIに生まれ変わらせたりといった活動もやっていた。
1年と8ヶ月勤務していたFOLIOを10月に退職。
理由は色々あるけど、その内の1つが第2子が生まれることが決まっていたこと。 11月に無事2人目の子供(またも女の子)が誕生したのだけど、1人目のときと違って、奥さんが入院中に上の子の面倒を誰が見るのか、という問題がついてくる。
我が家の場合、お互いの両親にヘルプを頼むという手段が選べないのもあって、僕がしばらく上の子の面倒をワンオペで見る、というのをやっていた。
料理は嫌いじゃないけど、毎日バランス考えて一汁三菜を用意しよう、となると中々に大変で、世の主婦・主夫の人はすごい、と思ったり。
今年のアドカレはAngularとGraphQLにそれぞれ1本ずつだけ。
ここ数年は属している企業のアドカレにも記事をあげるようにしていたけど、退職して以来どこにも属していない状況が続いているので、今年はそれもなし。
総括
手も動かしてるし、外での登壇もまぁできた方かな、とは思うものの、自分の中では、数年前に培った知識を食いつぶしてる感が結構あって、この先のことを考えると少し良くないなと思う。
「無職なら勉強する時間は大量にあるんでしょ?」と言われるとそれはそう、って感じなんだけど、空いた時間はゲームしたり昼間っぱらから酒飲んだりするのに費やしがちで、お金も時間もただただ浪費しちゃう性なので、来年はさすがにちゃんと働くことにします。